日本初上陸・Hellerとは？

1966年、シンプルでエレガントなデザインとスタッキングできる機能的なプレートとカップに深く感銘を受けたアラン・ヘラー。 製造元が廃業したことを知ったアランはデザイナーのLella＆Massimo Vignelli（レラ＆マッシモ・ヴィネッリ夫婦）を探し出し、再びその作品を製造する契約を結びました。

1971年、毎日の生活をより楽しくする遊び心のあるデザインが、あらゆる年齢層のアメリカ人の間で瞬く間にヒットしたHeller Dinnerwareは安っぽいとされていたプラスチックの可能性の限界を押し広げました。

最も権威のあるデザイン賞の一つであるthe Compasso d’Oroを受賞し、ニューヨーク近代美術館（MoMA）やメトロポリタン美術館に永久収蔵された美しく・機能的で画期的な製品が2024年にリバイブルされました。

「Hellerware」と呼ばれるこのディナーウェアは、Hellerの最初の製品であり、HellerとVignelli夫婦の長く特別なパートナーシップの始まりとなりました。

Lella & Massimo Vignelli

Heller Dinnerwareをデザインしたヴィネッリ夫婦は世界で最も影響力のあるデザイナーの一人で、彼らは数え切れないほどのプロジェクトに明瞭さと一貫性をもたらしました。

ニューヨークの地下鉄の路線図やサイン、BENETONやFord、Knoll向けのグラフィックデザインプログラム、ルーブル美術館やBMWの展示、ハンカチーフチェア(knoll)などの家具や多くの出版社向けの書籍を手がけました。 これらの多くの作品はMoMAやメトロポリタン美術館、クーパーヒューイット美術館など世界中の美術館で展示されています。

詳しくはMassimo Vignelliバイオグラフィーをご覧ください。

Hellerが誇る作品

ヘラーは1971年に「Heller Dinnerware」が大ヒットしたのち、様々なデザイナーによる象徴的な家具や家庭用品などを制作しています。一例をご紹介します。

　 　

1998年に発表されたBerrini Chairは、洗練されたラインに加え丈夫さと抜群の座り心地を誇り、2001年にthe Compasso d’Oroを受賞しました。

ねじれた型破りな形の建築物で知られるFrank Gehry。彼がデザインしたGehry Easy Chairは、どの角度から見ても異なる形状で、直線と曲線の組み合わせは快適に抱きしめるようにサポートします。 Gehry Coffee Tableの遊び心のあるクローバーのような形は、目を引くだけでなく、4枚の「花びら」が予備の座席としても使用できます。

立方体を時計回りに捩じ曲げたフォルムのスツールまたサイドテーブルとしても使用できるGehry Left Twist CubeはWhite、Silver、Balckを国内在庫しています。

アイスランド出身のデザイナー Hlynur Atlasonによって考案されたLimbo Chairは、体が急降下するような遊び心のあるデザインの中にも、快適で心地のよい位置に体が落ち着くようなモダンなラウンジチェアです。

　 　

The Swell Wall Catchallは外出、帰宅時の動線をスムーズにするために考え抜かれたデザインです。コートとマフラーをかけ、鍵と財布を入れる。お出かけに必要なモノは全てここに収納できます

Heller DinnerwareをはじめHellerが生み出した多くの作品は、現在もその象徴的なデザインの中に生き続けています。 世界中の人々にワクワクするようなインスピレーションを与えてくれ、日常生活をより楽しく、より美しくした先見の明のあるブランドとして永遠に記憶されるでしょう。

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